大学生におすすめの資格10選!難易度と必要な勉強時間も解説!

資格
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大学生になって何か資格を取っておきたいが、何から手を付けたらいいか分からないという人は多いのではないでしょうか。

この記事では、大学生におすすめの資格を難易度と平均的な勉強時間ともに10選紹介していこうと思います!

ぜひ、資格勉強を始めるうえでに参考にしてください。

現在の大学生の資格に対する意識

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おすすめの資格を紹介する前に、現在の大学生が資格に対してどのような意識を持っているのか紹介しておきます。

資格をできる限り習得したいと考えている大学生は83%おり、その中でも、就職のために習得したいと考えている学生は、80%もいるそうです。

このデータから、多くの大学生が資格に対して高い意識を持っているということが分かります。就活で遅れをとらないために、資格の習得は重要であるといえますね。

このデータについて詳しく知りたい方はこちら↓

大学生の資格に対する意識についての考察

大学生におすすめの資格10選!

  • TOEIC
  • 日商簿記2~3級
  • MOS(マイクロソフト・オフィス・スぺシャリスト)
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 秘書検定
  • 宅地建物取引士(宅建士)
  • ITパスポート
  • 生成AIパスポート
  • 公務員試験
  • 普通自動車免許

TOEIC

TOEICは普段の仕事や国際的なビジネスの場で必要になる英語力を測るテストです。他の資格と違って「〇級」といった区別がなく、Listening495点、Reading495点の合計990点満点で評価されます。

英語力というのはどの企業でも役に立つ能力です。企業によっては、エントリーシートに点数を記入する欄があったりします。

難易度

400点未満小学~中学レベル
400~500点高校初級~中級レベル
500~600点高校中級レベル
600~700点高校中級~上級レベル
700~800点高校上級レベル
800~900点高校上級~大学中級レベル
900点以上大学中級~社会人上級レベル

必要な勉強時間

TOEICに必要な勉強時間は、現在の点数によって異なります。例えば、「200点から300点にするには200時間必要」みたいな形で表されます。今回は300点から100点刻みで必要な勉強時間を紹介します。

300~400点200~250時間
400~500点200~250時間
500~600点200~250時間
600~700点200~250時間
700~800点200~300時間
800~900点250~350時間

点数が上がれば上がるほど、専門的な英語の知識が必要なので必要な勉強時間も多くなります。一度自分の実力を試す意味でも受けてみるのはありだと思います。

日商簿記2~3級

日商簿記は、大学生にとって身近な資格だといえるでしょう。僕の周りでも日商簿記3級を持っている人は多いです。

日商簿記3級は汎用性が高く、会社での決算や株式投資で企業の財務諸表を読むときなどに役立ちます。

しかし、大学生で日商簿記3級を持っている人はかなり多いため就活でリードしたいという人は、日商簿記2級をとることをお勧めします。

難易度

3級合格率:約30~40%(年によって変動あり)
2級合格率:約20~30%(年によって変動あり)

必要な勉強時間

3級約80~100時間(個人差あり)一日に、約3時間勉強で1か月で合格可能
2級約300~350時間(個人差あり)3級に合格した後なら約150から200時間(個人差あり)

簿記について詳しく知りたい方はこちら↓

【大学生】1か月で簿記3級に合格した勉強方法とおすすめの参考書紹介!

MOS(マイクロソフト・オフィス・スぺシャリスト)

MOSは、Word,Excel,PowerPoint,Outlookなどの操作能力を測るためのテストです。MOSは、会社の業務に直結する内容なので、勉強するだけでもスキルが身に付き将来に役立ちます。

また独学でも十分に合格可能なので、時間にある今のうちに短期間でとってしまうのがお勧めです。

MOSは「〇級」ではなく、MOS Excel アソシエイト(一般的な機能を使いこなすレベル)とMOS EXcel エキスパート(高度な機能を駆使するレベル)の2つの区分で評価されます。

難易度

MOS Excel アソシエイト(一般)合格率:約80~90%
MOS Excel エキスパート(上級)合格率:約60~80%

合格率は公式で公開されていないのであくまで推定ですが、難易度は他の資格よりも比較的低いので安心してください。しかしパソコンがかなり苦手という人は少し苦労するかもしれません。

必要な勉強時間

MOS Excel アソシエイト(一般)約80時間(一日約2時間から3時間の勉強で1か月で合格可)
MOS Excel エキスパート(上級)約50時間(これはアソシエイトを合格していた場合であり、そうでなければ80時間以上はかかると思っておいた方がいい)

このように、MOSは難易度は高くないですが、業務に直接使えますし、就活でもアピールになるのでとてもコスパのいい資格といえます。ぜひ挑戦してみてください。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナー(FP)は資産運用、保険、税金など幅広いお金の知識が必要になります。そのため金融業界はもちろんのこと、普通の企業内でも会計業務や、人事部での福利厚生や退職金の企画をするときなどにも役立ちます。

そして、資産運用の知識もつくので生活設計をする上でも役立つので老後の資金なども効率的に確保することもできます。

このように、FPは様々な場面で役に立つ知識がつくのでお勧めです。

難易度

まず、FPには国家資格のFP技能士1級、2級、3級と、民間資格のAFPCFPがあります。

一般的にはFP2級とAFP、1級とCFPがそれぞれ同じ難易度と言われています。大学生は国家資格であるFP技能士を受けるのが一般的です。

3級合格率:約40~80%
2級合格率:約20~60%
1級合格率:約7~18%

国家試験の中でも、そこまで難しい難易度ではないので試しに3級を受けてみるのはお勧めです。

就活でアピールしたいのであれば2級がいいですが3級よりは難しい内容になるので、しっかり勉強する必要があります。

必要な勉強時間

3級30~100時間(1日1時間で1~3か月で合格可)
2級150~300時間(1日1時間で5~10か月で合格可)
1級400~600時間(1日1時間で一年以上かかる)

詳しく知りたい方はこちら↓

【最新版】ファイナンシャルプランナー試験の合格率は?難易度と勉強方法を解説!

秘書検定

秘書検定とはビジネスの場でのコミュニケーション必要なマナーを測る資格です。

皆さんも社会でのマナーについて漠然と不安を抱いている人もいるかもしれません。そのような知識をこの秘書検定で学ぶことができます。

この資格を取るだけで社会人としてのマナーが身に付き、さらに就活でもアピールをすることができるので、受けて損のない資格といえるでしょう。

難易度

3級合格率:60~70%
2級合格率:50~60%
準1級合格率:30~40%
1級合格率:20~30%

就職活動でアピールしたいのであれば2級を取るといいでしょう。合格率も低いわけではないので独学でもしっかり勉強すれば十分合格することができます。

必要な勉強時間

3級20~40時間(1日時間で1か月で合格可)
2級30~50時間(1日1時間で2か月弱で合格可)
準1級60~90時間(1日1時間で2~3か月で合格可)
1級100~150時間(1日1時間で半年程度かかる)

秘書検定は準1級から面接の試験も入ってくるので難易度や勉強時間は上がります。大学生は2級で十分ですが準1級以上受けたいのであれば腰を据えて勉強する必要があります。

宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引の時に顧客に重要事項を説明したり、契約書に記名押印を行うときに必要な資格です。

金融(住宅ローン)、保険、建設など不動産知識を生かせる場は意外とたくさんあり、副業でも不動産仲介業などをすることもできます。

難易度と必要な勉強時間

宅建士の難易度は、国家試験の中でも中級レベルで、FPや日商簿記に比べると難易度は高いといえます。

合格率は10~20%といったところで、必要な勉強時間は300~400時間ほどです。

また試験は、年に一回しか行われないため一発勝負となります。そのため大学生のうちにとりたいのならば入念に準備しておいた方がいいといえます。

ITパスポート

ITパスポートは、その名の通りITに関する基礎知識があるかを証明する国家資格です。

IT志望ではなかったとしてもデジタル化している現代では必ず生きてくる能力になるので、とっておくと便利です。

難易度と必要な勉強時間

ITパスポートは入門レベルの国家資格で、合格率は50%前後でそこまで高い難易度ではありません。勉強時間も100時間程度で合格できるので、1日3時間勉強すれば1か月で合格できます。

難易度も低く生かせる場も多いためお勧めの資格といえます。

どの程度の難易度か知りたい方は、力試しに過去問を解いてみるといいでしょう。

過去問集(問題冊子と回答例)

生成AIパスポート

生成AIパスポートは民間資格で、生成AIの基礎知識や技術的背景などについて学べます。

現代はどんどんAI化が進んでいます。生成AIが業務の効率化に積極的に使われるようになっていく中で、生成AIについての知識があるのは大きなアドバンテージになります。

また、学生生活でも生成AIを使って質の高いレポートを効率的に作ったりもできるので、すぐに実践できることもメリットといえます。

難易度と必要な勉強時間

難易度はそれほど高くなく、合格率は70~80%とかなり高く、勉強時間も30~40時間で程度よく1日1時間で1か月で合格できます。

勉強時間もそこまで必要なく、学生生活にもすぐ生かすことができるので、非常にコスパのいい資格なのでお勧めです。

公務員試験

公務員試験は難易度は高くなりますが、公務員になるには必要不可欠です。

公務員は景気変動に左右されにくく、民間企業よりもリストラされにくいため、魅力的な職業です。勉強は大変ですが頑張る価値は十分にあります。

難易度

公務員試験には、国家公務員試験と地方公務員試験があり、その中にもいくつか種類があります。今回は難易度とともに表にして紹介します。

国家公務員試験

総合職試験(大卒程度)合格率:11.5%
一般職試験(大卒程度)合格率:39.2%
外務省専門職合格率:23.6%
専門職試験情報(国税専門官)合格率:36.9%

公務員総合サイトより

全体に合格率は低くなっています。大学生にお勧めなのは一般職試験です。合格率が一番高く、勤務地・職種の幅が広いところがメリットとしてあります。

地方公務員試験

東京都I類A採用合格率:13.9%
特別区I類(事務)合格率:27.4%

公務員総合サイトより

必要な勉強時間

平均的な勉強時間は1000~1500時間といわれています。一日4時間勉強したとすると、一年間ほど毎日継続する必要があります。

大学生は時間がたくさんあるので、できるだけその時間を試験勉強に充てるようにしましょう。

時間はかかり大変ですが、その分受ける恩恵も大きいので公務員になりたいという人は覚悟を決めて頑張りましょう。

普通自動車免許

普通自動車免許は、大学生の80%以上が取得しています。

働くうえで自動車の運転はできた方がいいので、とることをお勧めします。

難易度

技能試験の合格率は50~60%で、学科試験は仮免許と本免の試験があり、仮免許は約80%で、本免は75%ほどです。

高いといえば高いですが、意外と僕の周りでも学科試験で不合格になりテストを受けなおしている人もたくさんいたので、しっかり勉強する必要はあります。

必要な勉強時間

技能試験と学科試験を合わせてかかる時間は平均して2か月ですが、僕が見てきた中では2極化していて一年近くかかる人と1か月ほどで終わる人がいます。

個人的には初めの一か月を頑張って早く終わらせることをお勧めします。

まとめ

今回は大学生にお勧めの資格を10個紹介しました。

資格は企業からみて目に見える努力の結果であり、就活においてとても重要な要素といえます。

この記事を参考に、自分に合った資格を習得して将来の役に立ててください。

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